五種類の法師。『法華経』法師品に「妙法華経の乃至一偈を受持し、読誦し、解説し、書写して」(正蔵九・三〇下)と説く、五種の行者のあり方。受持法師(教えを信心受持する人)・読経法師(経文を読む人)・誦経じゅきょう法師(経文を見ず暗誦する人)・解説げせつ法師(経の文句を解釈する人)・書写法師(写経する人)の五種類。これは『法華経』に「読誦」と説く部分を読と誦に分けて理解するもの。
【資料】『妙法蓮華経文句』八
【参照項目】➡法師
【執筆者:薊法明】