名前、特に実名や僧名のこと。名前には二字の漢字を用いることが多かったことに由来する。また僧侶の弟子となる場合、師に二字を捧げる習わしがあり、例えば『四十八巻伝』四に、慶雅けいがが法然に「二字を奉る」(聖典六・三三)とあるのはそれにあたる。
【執筆者:編集部】