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釈迦堂

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しゃかどう/釈迦堂

釈尊の像を安置する仏堂のこと。鎌倉時代に新仏教の諸宗派が興ると、その開祖をまつる御影堂伽藍の中心を占めるようになり、釈迦堂を中心とする伽藍形式は少なくなる。代表的な建築として、比叡山西塔の釈迦堂である転法輪堂(国重要文化財、貞和三年〔一三四七〕頃)や、千本釈迦堂と呼ばれる京都大報恩寺本堂(国宝、安貞元年〔一二二七〕)がある。


【執筆者:中村琢巳】