児童教化員養成所
提供: 新纂浄土宗大辞典
じどうきょうかいんようせいじょ/児童教化員養成所
第二次大戦以前、浄土宗児童協会によって開設された児童教化事業に特化した教育機関。恒常的機関ではなく、年間約三ヶ月の期間を区切って開設されていた。昭和六年(一九三一)四月一七日から七月一一日の間、知恩院山内の先求院で開設されたのが最初であり、同一〇年前後まで毎年継続された。毎回一〇名前後の宗侶が参加し、三ヶ月間の合宿のなかで児童教化に関する理論や実践方法を学んだ。卒業者は児童教化員としての辞令を受け、全国各地で児童教化事業に尽力した。
【参考】『教学週報』二〇六・二二〇、『浄土教報』一九〇六・八、『宗報』一六五
【参照項目】➡浄土宗児童協会
【執筆者:江島尚俊】