しんしゅうぶっこうじは/真宗仏光寺派
真宗十派の一つ。略して仏光寺派とも称す。本山は汁谷山仏光寺(京都市下京区)。真仏の弟子源海の系統に属する。関東から京都に来た了源が元応二年(一三二〇)山科に寺院を建立。寺伝では親鸞を開基とするが、了源が祖であるとの見方もある。了源は存覚に師事し大きな影響を受けた。元は興正寺と号していたが、嘉暦四年(一三二九)に京都渋谷に移し仏光寺と改称。絵系図や光明本尊を用いた教化で西日本に教線を拡張する。一四世経豪が弟の経誉に職を譲って蓮如に帰参した。
【参照項目】➡真宗十派
【執筆者:浅井成海】