北九州市門司区旧門司。法性山永照院。福岡教区№一。寿永年間(一一八二—一一八四)真言宗海徳寺として創建。元暦二年(一一八五)源平合戦で小堂を残して焼失し、以後断絶。慶長一六年(一六一一)門司城代長岡勘解由左衛門が菩提寺とし、秀伝が再建中興。このとき浄土宗に改宗し現在の寺号に改めた。慶応二年(一八六六)六月、長州藩の砲撃で全壊。また第二次大戦にて全壊。現在の本堂は昭和四三年(一九六八)に建立。
【資料】『蓮門精舎旧詞』三三(続浄一九)
【参考】門司市編『門司市史』(名著出版、一九七四)
【執筆者:金田昭教】