操作

生仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:25時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

しょうぶつ/生仏

生没年不明。聖光門弟とされることから恐らくは一三世紀中頃の人か。はじめ聖道諸宗の学問を修めていた。貞永元年(一二三二)に良忠と共に石見の多陀寺において一両年間の不断念仏を修す。その後、隆寛聖光証空のいずれの師によるべきか悩み、善光寺阿弥陀仏に詣でたところ、夢中で聖光に師事すべきことを告げられ、嘉禎二年(一二三六)良忠と共に聖光の門に入った。


【資料】『鎮流祖伝』三、『然阿上人伝』(共に浄全一七)


【参考】梶村昇『聖光と良忠』(浄土宗出版、二〇〇八)


【執筆者:郡嶋昭示】