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浄土論蔵集

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じょうどろんぞうしゅう/浄土論蔵集

一巻。存応撰。一説には聖聡撰。寛永八年(一六三一)刊。浄土宗義にまつわる一二五条の論題集。論題の提示に続き、講讃経文として「浄土三部経」が挙げられ、二、三の論議が展開される。浄土宗義に関わる論議は極めて多方面に渡っており、開創期の檀林教学の関心事を知る上で好資料といえる。刊本は大正大学図書館などに所蔵される。


【参考】『聖聡上人典籍研究』(大本山増上寺、一九八九)


【執筆者:石上壽應】