浄土礼誦法
提供: 新纂浄土宗大辞典
じょうどらいじゅほう/浄土礼誦法
八百谷孝保編。昭和三九年(一九六四)一二月、一行院発行。大正大学実践仏教受講の学生を対象として作られたが、現在はそれのみならず、各種養成講座、伝宗伝戒道場、璽書道場の法式教科書として利用されている経本。内容は、六時礼讃、日常勤行式全般、各偈文および御法語、発願文、道場洒水、道場散華の文、および諸法会の各差定、諸経典の音訓、節付経典部には五線音譜などを集録している。校正は、福西賢兆、岡本圭示、宗務所で出版に従事していた水谷哲雄が当たり、京都市豊田愛山堂が印刷製本した。平成二年(一九九〇)五月『法要集』が新訂されたために差異が生じ、同四年七月に従来のものから「平成改訂」として刊行された。
【執筆者:福西賢兆】