浄土宗伝道協会
提供: 新纂浄土宗大辞典
じょうどしゅうでんどうきょうかい/浄土宗伝道協会
昭和二二年(一九四七)四月設立。管長を総裁とする浄土宗務所内の一機構。浄土宗興隆会(昭和二一年浄土宗報国会から改称)を前身とする。本会設立に際して興隆会は発展的に解消した。会員は浄土宗教師と檀信徒。「本宗を護持し布教教化を扶け世界の平和文運の進歩に貢献する」ことを目的とし、檀信徒代表者協議会、詠唱・和讃等の講習会を開催した。また「浄土宗新聞」の発行事業も興隆会から受け継ぎ、他に御詠歌・和讃の折本やレコード、『浄土勤行式』等も同二四年八月まで発行していた。その後は休会となり、発行事業は浄土宗教化団中央本部に移行された。
【参考】『宗報』三七五
【執筆者:八木英哉】