浄土宗伝道会
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:25時点における192.168.11.48 (トーク)による版
2018年3月30日 (金) 06:25時点における192.168.11.48 (トーク)による版
じょうどしゅうでんどうかい/浄土宗伝道会
明治時代後期に活動した有志による伝道団体。明治三五年(一九〇二)一月二五日、伝道講習院院長であった黒田真洞が中心となり、望月信亨、中嶌観琇らと共に設立された。雑誌『信仰界』の刊行および、宗祖七〇〇年遠忌に先立つ記念伝道事業を各地において展開。同三七年、伝道講習院が浄土宗教大学院(浄土宗大学)伝道部となり、翌年四月、黒田が同校校長に就任したことなどから、記念伝道事業は一宗規程の上に行われることとなり、同四一年一月の収支報告をもって閉会となった。
【参考】『大正大学五十年略史』(大正大学五十年史編纂委員会、一九七六)、『浄土教報』四七二、同七八〇、同七八四
【執筆者:後藤真法】