三種の平常心といえる心の状態。三念処ともいう。①仏を信じ熱心に行じる弟子がいても喜ぶことなく、②信じず熱心に行じない弟子がいても憂いを生ずることなく、③①と②の両者が共にいても喜びも憂いもせず、仏は常に正念に住するという三種のこと。
【資料】『俱舎論』二七
【参照項目】➡十八不共法
【執筆者:編集部】