金剛はⓈvajraの訳、もっとも堅牢な物質とされ、比喩的に仏陀が菩提樹下で成道したときの座所をいう。金剛座は、世界の中心に位置し、下は金輪に達する堅固なものとしてこの名で呼ばれる。賢劫の仏陀はいずれも、成道の際は金剛座で覚りを開いたと伝えられる。
【参照項目】➡金剛
【執筆者:南清隆】