一〇巻。元禄一〇年(一六九七)に諡号しごうが贈られて以降に改版されたものは『円光大師御伝記』とも呼ばれる。武藤西察撰。寛文六年(一六六六)跋。『四十八巻伝』をもとに、絵入り仮名混じり文で記された法然の伝記。難解な語にはルビを付すなどして念仏者の助けとしている。
【執筆者:編集部】