大正一五年(一九二六)七月二五日創刊、昭和一五年(一九四〇)一〇月に「浄土教報」と合併、六二二号で終刊。東京教学週報社刊。「浄土教報」の主筆であった渡辺海旭ら六名が離脱し、浄土宗の行学を牽引する公機関誌を目指し創刊する。社会事業を推進する理論と実践、教学に近代欧米の宗教学の理論をもって宗乗学を提唱する。これを契機に教団改革への端緒を開き、他の宗団にも影響を及ぼす。
【参照項目】➡浄土教報
【執筆者:三輪晴雄】