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義学

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぎがく/義学

体系的な教義についての学問。経典等の文字や章句解釈に偏り終始することで、さとりを求める実践行(行学)を疎かにしがちな学風をいう。また解学ともいわれ、形式的な智解にとどまって、釈尊の精神から遠ざかるおそれが指摘される。一般に俱舎学・唯識学の解学を指す場合が多いが、いわゆる大乗仏教においても、訓詁注釈に偏する場合にはこの傾向を呈するため注意を要することが指摘されている。


【執筆者:遠田憲弘】