配流が決まった法然が門弟に示した言葉を記したもの。『昭法全』に五篇が収められる。「南無阿弥陀仏と唱給えば、住所は隔つといえども源空に親しとす」(昭法全四七八)などと述べ、距離が離れていても念仏をとおして法然と繫がっていることを明かしている。
【所収】昭法全四七六~八
【資料】『四巻伝』三、『四十八巻伝』三三、『十六門記』一三
【執筆者:編集部】