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大田秀三

提供: 新纂浄土宗大辞典

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おおたしゅうさん/大田秀三

大正一一年(一九二二)一一月一二日—平成一九年(二〇〇七)一月一九日。明蓮社昭誉実阿渭水。清浄華院八〇世。朝鮮開教区(当時)・釜山知恩寺で、同寺主任だった大田秀山の三男として生まれる。大正大学宗教学科卒。昭和二四年(一九四九)から平成一二年(二〇〇〇)まで群馬教区高崎組安国寺住職。その間、浄土宗宗議会議員、浄土宗教学局長、(財)浄土宗報恩明照会理事長などを歴任、昭和六二年(一九八七)から平成三年(一九九一)まで浄土宗宗務総長。宗外では昭和三四年(一九五九)から同四六年まで高崎市議会議員。平成一二年二月に清浄華院八〇世法主就任。共生社会の実現を信条とした父の影響を受け、終生、福祉・保育活動に尽力、法主在任中には同院境内に介護老人福祉施設「つきかげ苑」を開設している。昭和六三年(一九八八)保育事業での功績により厚生大臣表彰を受賞。


【執筆者:小村正孝】