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臨終祥瑞記

提供: 新纂浄土宗大辞典

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りんじゅうしょうずいき/臨終祥瑞記

一巻。源智記。法然が讃岐の配流から許されて帰洛し、大谷の禅房において往生を遂げるまでの間に現れた種々の瑞相を記録したもの。正徳五年(一七一五)刊『拾遺漢語灯録』所収。平成七年(一九九五)、正徳版刊行以前の元禄一五年(一七〇二)に書写された『拾遺漢語灯録』(『大徳寺本』)が発見されたことによって、本書が、原題の『臨終日記』(『大徳寺本』の目次は『臨終記』と記す)を改題し、また原文にも大幅に改変を加えていることが明らかになった。


【所収】昭法全、浄全九


【参考】曽田俊弘「勢観房源智記『臨終記』について」(『仏教論叢』五三、二〇〇九)


【執筆者:曽田俊弘】