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夢感聖相記

提供: 新纂浄土宗大辞典

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むかんしょうそうき/夢感聖相記

一巻。法然記。法然が、建久九年(一一九八)五月二日に、ある夜の夢の中で善導と対面し、善導から専修念仏弘通を称讃された体験を記した書。正徳五年(一七一五)刊『拾遺漢語灯録』所収。平成七年(一九九五)に、正徳版刊行以前の元禄一五年(一七〇二)に書写された『拾遺漢語灯録』(『大徳寺本』)が発見されたことにより、本書が、原題の『夢記』を改題し、また原文にも大幅に改変を加えていることが明らかになった。


【所収】昭法全、浄全九


【参考】曽田俊弘「法然上人記『夢記』について」(『仏教論叢』五二、二〇〇八)


【参照項目】➡法然聖人御夢想記夢記


【執筆者:曽田俊弘】