法然上人絵伝集成
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:32時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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ほうねんしょうにんえでんしゅうせい/法然上人絵伝集成
現存する法然絵伝のうち、欠落のない絵巻物四作品を影印化したもの。平成一九年(二〇〇七)から同二六年、浄土宗発行。四輯八冊。①大本山善導寺蔵『本朝祖師伝記絵詞』一冊(第一輯、同一九年三月刊)、②東京・妙定院蔵『法然上人伝絵詞』一冊(第二輯、同二〇年三月刊)、③茨城・常福寺蔵『拾遺古徳伝絵』一冊(第三輯、同八月刊)、④総本山知恩院蔵『法然上人行状絵図』影印篇四冊、翻刻篇一冊(第四輯、同二六年三月刊)。文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業に選定された佛教大学が、佛教大学アジア宗教文化情報研究所を設立、その際の同省からの助成金をうけ同一五年から一九年にかけて中井真孝同大教授(当時)が進めていた「法然上人絵伝の基礎的研究」について、同二〇年浄土宗が法然八〇〇年大遠忌記念事業の一環として書籍化に協力、①から③を頒布した。④は、同記念事業の一つとしてデジタル化した『四十八巻伝』全巻のデータにより制作(浄土宗寺院限定販売)。
【執筆者:栗田順一】