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宝幢寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ほうどうじ/宝幢寺

石川県七尾市小島町。無量山福昌院。石川教区№三一。元は真言宗福昌院。建永年間(一二〇六—一二〇七)に浄土宗に転宗したと伝えられ、明徳二年(一三九一)に岌誓が宝幢寺と改称。六世の在天は、元和六年(一六二〇)に、観智国師存応からの往来書で入寺した。元禄六年(一六九三)には、能登の触頭ふれがしら寺院を拝命していたことがわかる。現在の本堂は元禄時代に一八年かけて再建された。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)、「能登国七尾市寺院明細帳」(『加越能寺社由来』下)


【参考】『石川県鹿島郡誌』(財団法人鹿島郡自治会、一九二八)、宇高良哲「浄土宗の触頭制度について」(『法然浄土教の綜合的研究』山喜房仏書林、一九八四)


【執筆者:高田光順】