操作

当福寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:30時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

とうふくじ/当福寺

秋田市旭北栄町。安栄山曼陀羅堂。秋田教区№二。開山は文貞。はじめは東福寺と称し、現在の湯沢市駒形町にあったと伝えられる。その後数度の移転を経て、慶長一八年(一六一三)「当福寺」と改め、現在地に移った。秋田城主安東実季の妻で、南部氏の娘であった蓮姫の庇護を受け興隆する。秋田市三十三観霊場の第二六番札所。また多くの寺宝を所蔵し、県文化財の釈迦三尊像図一幅や、海中より出現した秘仏聖観音像などがある。


【資料】『蓮門精舎旧詞』五〇(続浄一九)、『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)、『規約類聚』九(『増上寺史料集』四)


【執筆者:渡部伸一】