養鸕うがい徹定著、南豊日田隠衲光阿編。『伝語匡謬余論』ともいう。明治二二年(一八八九)二月成立。『伝語匡謬』に続いて福田行誡の『伝語』を反駁した書。本文、徹定「行具三心略抄」、亀毛道人「読伝語匡謬」、光阿の跋からなる。これらの反駁書により浄土宗務所より発行された『伝語』は取り消しの布達がされた。
【所収】『平成新修福田行誡上人全集』五(USS出版、二〇一一)
【参照項目】➡養鸕徹定、伝語
【執筆者:石川達也】