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徒然草

提供: 新纂浄土宗大辞典

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つれづれぐさ/徒然草

二巻。卜部兼好著。元応元年(一三一九)から元弘元年(一三三一)までの間に執筆されたと想定されているが、諸説がある。隠遁者・歌人・能筆家・故実家としての兼好の各面を反映した雑纂の随筆。本書には法然の言葉(三九段)、是法(一二四段)、『一言芳談』(九八段)、『往生十因』(四九段)など、浄土教に関連するものもある。和文脈や漢文脈を駆使し、独自の思想や美意識を表現している。


【執筆者:榊泰純】