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鎮護国家

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ちんごこっか/鎮護国家

仏法によって、国家を鎮め、護ること。国家の災いを除き、安泰にするために経を読誦し、もろもろの法会を執り行うこと。日本では、中国にならい、奈良時代以降『法華経』『仁王般若経』『金光明経』に基づき、法華会、仁王会、最勝会などが鎮護国家のために勅令により行われた。またこれら三経を『選択集』一では「鎮護国家の三部、謂く、『法華経』・『仁王経』・『金光明経』これなり」(聖典三・一〇一)と述べ、鎮護国家三部経として紹介している。


【執筆者:大嶋憲彰】