新潟県南魚沼市塩沢。信受山果号院。新潟教区№三一。中興開山は翁蓮社岌鎮。寺伝では、もと近隣の竹俣村にあり、多念義の専修念仏者光明房ゆかりの地、信受庵で、岌鎮(—一五六〇)の時代に竹俣村から塩沢に引き移り、寺号も改めたと伝える。『由緒書』では開基は不確かだが、延文五年(一三六〇)の古過去帳があると見える。また銘文に延慶四年(一三一一)辛亥三月日とある板碑片を所蔵する。
【資料】『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)
【執筆者:中野真理子】