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大哲

提供: 新纂浄土宗大辞典

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だいてつ/大哲

生没年不明。江戸時代初期の浄土宗僧侶。常陸国の人。『鎮流祖伝』によれば、弁舌が巧みで、しばしば日蓮宗徒と論戦し、ことごとく言い負かしたという。また常陸・下野二国を教化した際、日蓮宗徒数百名が危害を加えようとしたところ、傍らの巨木を引き抜いて抵抗したために、日蓮宗徒は退散したと伝わる。寛文年間(一六六一—一六七三)には、武蔵国下谷(東京都台東区)で別時会を修した。後に武蔵国駒込正念寺に住し、道俗の教化に大いに努めた。


【資料】『鎮流祖伝』八(浄全一七)


【執筆者:大嶋憲彰】