高位の人に対する敬称。古代中国の星座である三台星になぞらえ、太政大臣、右大臣、左大臣を三公と称したが、これが転じて高位の人を「台」と称するようになった。貴台、尊台、高台などと使われる。高貴な人に直接話しかけることは失礼にあたり、下部しもべを通じて話を伝えることから「下」をつけた尊称ができた。現在では高位の僧侶に対する尊称。浄土宗では大本山の法主の尊称として用いられている。
【参照項目】➡法主
【執筆者:今岡達雄】