即心念仏弾妄録略箴
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:28時点における192.168.11.48 (トーク)による版
2018年3月30日 (金) 06:28時点における192.168.11.48 (トーク)による版
そくしんねんぶつだんもうろくりゃくしん/即心念仏弾妄録略箴
一巻。霊空光謙撰。享保一五年(一七三〇)正月作。江戸中期、霊空自身の『即心念仏安心決定談義本』から発した一大念仏論争について、性慶義瑞の『即心念仏弾妄録』に反駁したもの。『弾妄録』について七五条にわたり非難している。さらに霊空は同一五年二月に『即心念仏弾妄録細評』を撰述し、重ねて疑義を提示している。
【所収】続浄一四、仏全九八
【参考】浅田正博「霊空・義瑞『即心念仏』論争考」(『大倉山論集』三四、一九九三)、福𠩤隆善「江戸中期における念仏論争」(『浄土宗学研究』六、一九七二)
【執筆者:伊藤弘道】