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清滝寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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せいりゅうじ/清滝寺

浜松市天竜区二俣町二俣。信康山長安院。静岡教区№一四九。徳川家康の嫡男の松平信康の廟所。応永一三年(一四〇六)長安開山。当初は草庵であったという。天正七年(一五七九)信康は、母築山殿と共に織田信長から武田勝頼に内通したとする嫌疑をかけられ、築山殿は家康の家臣により殺害され、信康は切腹を命ぜられ、二俣城で自刃した。家康は二俣城址に信康廟を造り、玉誉春応を招いて中興開山とした。江戸時代には寺領五八石余を有し、江戸城内で独礼の資格を得ていた。


【資料】天竜市史編さん委員会『天竜市史』史料編二(天竜市、一九七五)


【参考】天竜市史編さん委員会『天竜市史』上(天竜市、一九八一)


【執筆者:𠮷水成正】