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清海

提供: 新纂浄土宗大辞典

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せいかい/清海

—寛仁元年(一〇一七)一〇月七日。「しょうかい」とも読む。浄土三曼陀羅の一つである『清海曼陀羅』の作者。常陸国出身。幼少のころに出家し、興福寺において修学。後に大和国超昇寺に移る。はじめ法華三昧を修していたが、正暦の初頭ごろから念仏を修するようになり、超昇寺内に念仏堂を建立し、七日間念仏を修した(超昇寺大念仏)。当麻曼陀羅に影響を受け、みずからも浄土変相および両界曼陀羅作成を考え、成立したのが清海曼陀羅である。


【資料】『拾遺往生伝』上(続浄一七/仏全一〇七)、『当麻曼陀羅疏』五(浄全一三)、『元亨釈書』一一(仏全一〇一)


【参照項目】➡清海曼陀羅


【執筆者:沼倉雄人】