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順次往生講式

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じゅんじおうじょうこうしき/順次往生講式

一巻。真源撰。永久二年(一一一四)もしくはそれ以前の成立。述意門、正修門、回向門の三門から構成され、往生行業を示している。特に正修門では、『無量寿経』の四十八願と『観経』の十六観に想いを寄せて修するための九つの意が述べられている。文治二年(一一八六)の知恩院蔵の古写本は国重要文化財。


【所収】伊藤真徹『日本浄土教文化史研究』(隆文館、一九七五)、佐藤哲英『叡山浄土教の研究』資料編(百華苑、一九七九)、


【参考】佐藤哲英『叡山浄土教の研究』研究編(百華苑、一九七九)


【執筆者:和田典善】