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寿松院

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じゅしょういん/寿松院

東京都台東区鳥越。不老山無量寺。東京教区№二七八。文禄三年(一五九四)創建。開山貞把ていは弟子林貞。もとは小田原(神奈川県小田原市)にあったが、天正一八年(一五九〇)林貞が徳川家康帰依を受けて江戸に移転した。はじめ鍛冶橋御門内(東京都千代田区丸の内)に寺地を拝領し、文禄三年に創建したが、慶長八年(一六〇三)柳原雁淵やなぎわらかりぶち(東京都千代田区岩本町)に、さらに正保元年(一六四五)現在の鳥越の地に移った。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』下(『増上寺史料集』七)、『江戸府内寺社書上』(『江戸浄土宗寺院寺誌史料集成』)


【執筆者:福田行慈】