宗が一般寺院に課した負担金。浄土宗では宗教法人浄土宗の運営費用をまかなうため、一般寺院から負担金を徴収している。この負担金の一つが課金で、「財務規程」(宗規第二〇号)によれば、負担金には一宗課金および冥加料がある。一宗課金には、毎年度これを徴収する通常課金、および徴収理由が生じたときに宗議会の議決を経て徴収する臨時課金、ならびに特別課金がある。また通常課金には、寺院が等しく負担する均等割課金、寺院の等級に応じた等級割課金および僧侶の階級に応じた僧階課金がある。
【執筆者:今岡達雄】