寺院の運営に関する業務に従事する者のこと。古くは律令体制下で摂関家や院、鎌倉幕府では将軍家の運営を司る役職の筆頭を執事と呼んでおり、寺院を運営する役職者の意味で使われるようになった。浄土宗の総・大本山のうち業務執行機関として内局制を採用しているところでは、執事長および執事が内局を構成し、運営にあたっては業務に対応した部署を組織し、執事が各部署の長として所管の業務を掌握する。
【参照項目】➡執事長
【執筆者:編集部】