浄土宗布教師会におかれた研究所。「布教研究所規程」(宗令第四八号)により昭和五三年(一九七八)四月に設立。浄土宗が時代の要請に応じた教化集団となることを目指し、現代的布教研究と人材の育成を目的とした。初代所長後藤真雄(同五三—五九年)、二代所長板垣隆寛(同五九—平成元年)。平成元年(一九八九)に浄土宗総合研究所に統合され、同研究所布教研究部となった。機関誌である『布教研究所報』は第六号まで発行され、総合研究所機関誌の『教化研究』に受け継がれた。
【参照項目】➡浄土宗総合研究所
【執筆者:今岡達雄】