聖聡が『徹選択本末口伝鈔』に示した三四種の選択義。法然『選択集』一六に説かれる八種選択および聖光『徹選択集』上に説かれる二十二選択を受け、さらに独自に、①二十二選択のうち、龍樹による選択にはつぶさには二ありとし、②同じく二十二選択のうち曇鸞による選択には、在心の選択・在縁の選択・在決定の選択ありとしてこれを加え、都合三四としている。
【資料】浄全七・一四三上
【参照項目】➡八種選択、二十二選択
【執筆者:編集部】