五重相伝での礼拝のこと。現在では在家に対する結縁五重の成満者が年度ごとなど定期的に集い開催寺院で礼拝念仏などを行うこと。多くは礼拝念仏に加え、伝灯師や勧誡師の勧誡を受け信仰確認の集いを行う。五重相伝の成満者の信仰継続のため、アフターケアとしての再学習が中心であるが、内容は各地各寺院で特色があり一定した規則などは無い。五重相伝を「再学習」する「おさらい」の意味で「五重ざらい」ともいう例もある。
【参考】『人材データベースの活用と結縁五重相伝会のあり方』(『教化研究』一三、浄土宗総合研究所、二〇〇二)
【執筆者:大蔵健司】