浄土宗議会の前身に位置付けられる会議機構。闔宗大会議、闔宗会とも称される。東西両部管長制から交番管長制に移行した翌年の明治一九年(一八八六)一〇月に当時宗務所が置かれていた浅草誓願寺にて開会された。ここでの議決をめぐって保守派と改革派の対立が激化、翌二〇年に内務大臣山県有朋の職権により交番管長制が廃止され新宗制が制定される大きな契機となった。
【参照項目】➡管長
【執筆者:吉田淳雄】