浄土宗の教師に対し、学問の業績に応じて与えられる階級。「僧侶分限規程」(宗規第三四号)第四一条において、上位から勧学、已講、講師、嗣講、擬講、得業の六等級を定めている。学階の新授与、進級については、「僧階、教階及び学階査定に関する規程」(宗規第七八号)に定められている。学階の新授与には少僧都以上の教師資格が条件であり、宗学研鑽その他の学力によって得業あるいは擬講が授与される。学階の進級は教師の申請により教学審議会の学階審査部で審査される。
【参照項目】➡浄土宗僧侶分限
【執筆者:今岡達雄】