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円鏡寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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えんきょうじ/円鏡寺

宮城県栗原市栗駒岩ケ崎茂庭町。摂取山。宮城教区№五〇。永禄一〇年(一五六七)創建。良皓が岩ケ崎村茂庭町三迫川のほとりに大智山円覚寺を開いたが、寺地が悪いため、元和二年(一六一六)に弟子の良恩が現在地に諸堂を建立し、寺名を円鏡寺とし、開山となった。諸堂は火災に遭い、烏有に帰しているが、鶴丸城の一郭であったと伝えられる山門(県重要文化財)のみが現存し、往時を偲ばせている。


【参考】『栗駒物語』(栗駒町史談会、一九七四)


【執筆者:東海林良昌】