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仲谷徳念

提供: 新纂浄土宗大辞典

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なかやとくねん/仲谷徳念

明治二年(一八六九)—明治三一年(一八九八)四月三〇日。明治二九年(一八九六)五月武田興仁と共に台湾開教使に任命される。六月に渡台し、台北城外の艋舺もうこう海山館において布教した。翌年五月二五日に台北に布教所を設けるなど、幾多の困難に耐えて開拓に努力したが、志半ばにして三〇歳で病没。同年七月一日に権大僧都を贈られる。


【資料】浄土宗布教伝道史編纂委員会編『浄土宗布教伝道史』(浄土宗、一九九三)、藤本了泰・玉山成元編『浄土宗大年表』(山喜房仏書林、一九九四)


【参照項目】➡武田興仁


【執筆者:田中芳道】