珠琳
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:27時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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じゅりん/珠琳
永享一一年(一四三九)—永正八年(一五一一)一月二六日。珠林とも書く。棟蓮社周誉。知恩院二二世。『近江興地誌』には伏見殿末子とある。飯沼弘経寺了暁門弟で、長禄二年(一四五八)に知恩院二一世慶竺から譜脈を相伝され、翌年慶竺の後をうけ知恩院二二世となる。応仁の乱の際には、法然の影像等を携え近江国伊香立(大津市)に難を避け、同地に新知恩院を創建した。文亀三年(一五〇三)には知恩院住職の座を辞している。
【資料】『華頂誌要』(浄全一九)、『御湯殿上日記』(『群書類従』四五七)
【参考】玉山成元「浄土宗発展の基礎的研究」(『仏教論叢』一二、一九六八)
【参照項目】➡新知恩院
【執筆者:笠島崇信】