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浄土宗保護司会

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じょうどしゅうほごしかい/浄土宗保護司会

浄土宗公益教化事業団体の一つ。「公益教化事業奨励規程」(宗規第二八号)第一条に基づき、宗祖法然の精神を体して犯罪者の予防更生と地域社会の浄化を図り、個人および公共の福祉に寄与し更生保護の実をあげることを目的として昭和四〇年(一九六五)に設立された。会員資格は、法務大臣から委嘱された保護司である浄土宗教師および寺族。通常保護司は自らが居住する行政区に置かれた地区保護司会に所属してその任務を遂行するが、本会にあっては一般在家保護司にはない浄土宗侶という立場を自覚し、法然念仏の心を保護司活動の中で活かすべく研鑽することを重視しており、事業としては研修会の開催が主となる。全国規模の浄土宗保護司研修会、中央研修会、教化センター単位の地区研修会、教区単位の教区研修会等を実施し、浄土宗宗侶保護司としての資質向上に努めている。


【執筆者:伊藤喬淳】