操作

甘露水陀羅尼

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:21時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

かんろすいだらに/甘露水陀羅尼

施餓鬼会で用いる陀羅尼浄土宗では「ノーマク ソロバヤー タタギャタヤー タニヤター オン ソロソロ ハラソロ ハラソロ ソワカー」と誦する。不空訳『施諸餓鬼飲食及水法』(正蔵二一・四六七中)では、甘露法味真言または甘露真言とあり、この真言を誦することにより飲食や水を無量の乳や甘露に変じ、さらにすべての餓鬼の喉を開けさせ、たくさんの飲食を平等に満喫させるという。陀羅尼中の「ソロバヤー タタギャタヤー」は妙色身如来を意味し、繰り返しの「ソロ」は流す、流れ出るの意。


【資料】『法要集』上


【参考】福西賢兆『図説浄土宗の法式』第三巻法要篇Ⅱ(斎々坊、一九九二)


【執筆者:袖山榮輝】