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魯公

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ろこう/魯公

—寛永八年(一六三一)五月一一日。天蓮社徳誉。百万遍知恩寺三四世。幡随意のもとで剃度出家し、元和元年(一六一五)、遠江国横須賀(静岡県掛川市)選要寺から知恩寺に転住した。知恩寺は従来、天皇の命により晋山するのが慣例であったが、魯公の代から住職の命によって晋山することに改められた。その年の七月二七日、黒印をもって門前境内の諸役を免ぜられ、同三年七月二一日、徳川秀忠の朱印状をもって深草村に寺領三〇石を賜った。晩年、慶伝寺に隠退した。


【資料】『百万遍知恩寺誌要』(浄全二〇)、『浄源脈譜』(浄全一九)


【執筆者:今井英之】