一巻。伝法然作。臨終の心構えを説く書。内容は『臨終行儀』と同じであるが、『臨終行儀』が漢文であるのに対し、本書は和文である。本書は『臨終行儀』に先立って著されたものと考えられている。享禄四年(一五三一)の写本が京都浄福寺に所蔵される。
【所収】三田全信『浄土宗史の新研究』(隆文館、一九七一)
【参照項目】➡臨終行儀二
【執筆者:石田一裕】