操作

「緇素」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
(1版 をインポートしました)
 
(相違点なし)

2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

しそ/緇素

出家と在家の両方を合わせ称する語。緇は緇衣しえのことで黒い衣を着た僧を意味し、素は素衣のことで白い着物を着た在家の者を指す。緇白しはくともいう。『四十八巻伝』九には「聴聞の緇素むれをなす」(聖典六・一〇〇)といい、また同四一には「緇素貴賤、今日を晴れとのみ思い合えり」(聖典六・六二五)との用例が見られ、他にも正徳版『漢語灯録』所収「三部経釈」等にも見られる。


【執筆者:郡嶋昭示】