「寺院法度」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じいんはっと/寺院法度
江戸時代に、幕府が寺院に布達した法令の総称。寺院法度作成の意図は、中世以来寺院が持っていた諸種の特権を剝奪し、寺院を幕藩体制の支配機構の中に組み込むことにあった。浄土宗では、元和元年(一六一五)七月に「浄土宗諸法度」三五箇条が下され、これが江戸時代を通しての根本法規となった。内容は、修学機関、本末の統制、僧侶の統制等が規定されている。
【資料】『徳川禁令考』
【参考】玉山成元『普光観智国師—近世における浄土宗の発展』(白帝社、一九七〇)、宇高良哲「関東浄土宗法度の成立過程について」(『日本歴史』二五七、一九六九)、辻善之助『日本仏教史』七(岩波書店、一九五二)
【執筆者:𠮷水成正】